様々な表情を持つ『はちみつ』

一言に『はちみつ』と言っても色々な種類があるのをご存知ですか。ミツバチが生息する環境や花々の種類などにより、微妙な違いがあるんです。今回ご紹介する、やまぐち三ツ星セレクション『瀬戸内PURE HONEY』は全部で4種類。

初夏に採れるはちみつは香り高く、まろやかな味わい。夏の暑い時期のはちみつは酸味があって濃厚、9月〜10月頃の秋採りはちみつは奥深い味。そして『瀬戸内PURE HONEY』の生産地、周防大島ならではのはちみつが、みかんの花のはちみつです。香りが特徴的で酸味があり、すっきりした後味を楽しめます。

周防大島のKASAHARA HONEY

『瀬戸内PURE HONEY』のふるさと、周防大島。標高600m級の山々が連なる自然豊かな島です。この素晴らしい環境の中に、KASAHARA HONEYはあります。

養蜂家の笠原隆史さんと妻の亜裕美さん。養蜂を始めるため、2010年に周防大島へ移住されました。現在では養蜂業の傍ら、KASAHARA HONEYのはちみつを味わえるカフェとショップを営まれています。

見晴らしのいい養蜂場へ

早速養蜂場を案内していただきました。南側には穏やかな海、北側には雑木林が広がる山の中腹です。「原生林に近い雑木林に囲まれたこの場所は、養蜂に適しているんですよ」と笠原さん。多種多様な植物から花粉や花蜜を集めるミツバチにとって、周防大島の自然は暮らしやすい環境なのだそう。

取材時の12月はミツバチの活動が弱まる時期にさしかかっていました。それでも巣箱には一箱あたり5000〜6000匹ほどのミツバチの姿。ピーク期である初夏にはその数が10倍にも膨れ上がり、巣箱も二段、三段と上に重ねて拡張するそう。

「ミツバチがはちみつを一番生産する時期(初夏)に合わせて、ミツバチの数を最大にすることが養蜂家の腕の見せ所。少し時期がずれるだけでも、生産量に大きな差が生じます」。

一匹のミツバチが一生をかけて集めるはちみつの量は約4g、ティースプーン一杯と言われています。その貴重なはちみつを無駄にしないために、常に来年のことを見据えながら、笠原さんは日々の巣箱の管理に余念がありません。

指先に見える、青く印のついた蜂が女王蜂です。多い日は一日に2000個もの卵を生むのだそう!その間、働き蜂たちは、幼虫の餌になる花粉や花蜜をせっせと蓄えます。ここで、「人間がはちみつを採ることで、ミツバチたちに悪影響はないのかな?」と思われた方、ご安心ください。実際は私たちが分けてもらってこそ、ミツバチの生産活動もうまく回っているのです。

その理由は……

実は働き蜂が花粉とはちみつを蓄える場所と、女王蜂が卵を生む場所は同じ。そのため、放っておくと巣穴は花粉とはちみつで埋まっていき、女王蜂は卵を生む場所を見つけられず、結果ミツバチの個体数はどんどん減っていくのだそう。

ミツバチにとっての余分なはちみつを人間が採取することで、群れが維持され、自然環境が循環していくのですね。

ミツバチにとっても、私たちにとっても暮らしやすい世界を

養蜂場の周りにはたくさんのセンダングサが生い茂っていました。ミツバチにとって秋の貴重な蜜源植物※です。笠原さんはこのような蜜源となる植物の手入れをはじめ、ミツバチが暮らす環境の整備をされています。

※蜜源植物…ミツバチがはちみつを作るために、蜜や花粉を集める植物のこと。季節によって様々な種類がある。

「花や木を植え、ミツバチが生きていける環境を作ることは、島の自然にとっても、そこで暮らす私たちにとっても、大切なことです」。

耕作放棄地にタネをまき、ひまわり畑を作ったり、荒地の草刈りや管理を担う笠原さん。一見養蜂からかけ離れた作業のようにも思えますが、その一つひとつが、自然と共生するための行動であり、何十年、何百年先の周防大島を考える上で重要なことなのです。

“この島の魅力も課題も、すべてひっくるめて何か自分たちに出来ることはないか”そんな思いを常に抱きながら活動する笠原さんの姿に、この島で腰を据えて養蜂家として生きる、そんな覚悟を感じました。

周防大島の自然がたっぷりと詰まったやまぐち三ツ星セレクション『瀬戸内PURE HONEY』。ひとさじのはちみつに込められた想いを知ると、心にもじんわり、その甘みが染み込んでくるようです。

■やまぐち三ツ星セレクション
地域商社やまぐちのオリジナルブランドで、新鮮な海の幸や山の幸、山口の伝統や歴史から生まれた山口を感じる逸品です。『瀬戸内PURE HONEY』は地域商社やまぐちウェブストアでも販売中。

〈購入先〉
地域商社やまぐち公式サイト
http://www.ym-tc.co.jp/
ご購入はこちら↓
http://www.ymtc-webstore.jp/
電話:0120-414-716

〈製造先〉
株式会社KASAHARA HONEY
山口県大島郡周防大島町東三蒲473-1

取材時期:2019年1月
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。
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株式会社KASAHARA HONEY

住所 山口県大島郡周防大島町東三蒲473-1