山口県山口市四季折々に変化する峡谷の美しさで知られる国の名勝・長門峡の入り口に、「道の駅長門峡 くんくのだいち」はあります。

外観

「くんくのだいちって?」と気になりつつ中に入ると、そこにはきれいでまだ新しい空間が広がっていました。それものはず、914日にリニューアルオープンしたばかり。売店はそれまでの3倍に拡大されています。

内観
平日の午前中にもかかわらず、店内はたくさんのお客さんで賑わっていました。商品棚には、長門峡梨や徳佐りんごなどの特産品をはじめ、新米のお米、ゆず、里芋、自然薯などの農産物りんごを使ったアップルパイなど地元阿東地区の食品が並んでいます。 

ここでしか手に入らない「あとう和牛」 

そのなかで最も目を引くのが、ここの精肉販売コーナーだけでしか手に入らないあとう和牛」のです 

精肉店「広い牧場でストレスなく飼育され、年間で400頭しか出荷されません。柔らかく、甘い香りがするのが特徴で、遠くのレストランからわざわざ買いに来るシェフもいますよ渡邉伸二駅長が教えてくれました 

「あとう和牛」づくしのレストラン 

そんなに美味しいのなら、すぐに食べたい……と思っていると、「お肉は、ここ御食事処 長門峡でも味わますよ」と渡邉駅長さっそく行ってみると、 

あとう和牛すき焼きセット(1800円)
あとう牛照丼定食(1600円)
あとう和牛カレー(1000円)
あとう和牛ラーメン(1000  

……など、あとう和牛まつり状態」なメニューが並んでいました 

その中から、「牛照丼」を選択。
運ばれてきたのは、真っ白い阿東米の上に載ったお肉と、トッピングされたカラフルな野菜が美しい一品でした。

牛照丼とにかく、お肉が柔らかい
ひと噛みするごとに「じゅわっ」と口の中に広がる脂のなめらかさにも驚きました。しかも肉を食べているのに、もたれる感じがまったくないのです。「あとう和牛のそういうところが、お年寄りにも人気の理由なんですよね」(渡邉駅長)。なるほど、納得です。  

半年がかりで開発。ここだけの「米粉ソフトクリーム」 

牛照丼の美味しさの余韻を楽しみつつ館内を歩いていると、入り口の売店に見慣れない文字が並んでいることに気づきました。 

それが「米粉ソフトクリーム」

ソフトクリームの看板
阿東地区で栽培されたコシヒカリの粉末をペースト状にして、ソフトクリームの生地に練り込んでいます。粘り気を出しつつ、ベストな状態でクリームに馴染ませようと、完成までに半年もかかったそうです 

ソフトクリームを手に持つ店員さん

いただいてみると、柔らかいのに口当たりがしっかりしていました。甘さも控えめで、いくらでも食べられそうな気になってきますこの食感を求めて、多いときには何十人もの行列ができるとか。 

売店では全国規模のコロッケコンクールで金賞を受賞したこともある「昭ちゃんコロッケ」(山口市)と、あとう和牛がコラボした「あとう和牛コロッケ」も販売しています。 

「くんくのだいち」とは

最後に、気になっていた「くんく」について、渡邉駅長に質問してみました。 

「阿東の山の香り、清流の香り、そして大地の香り。こうした大自然が生み出す空気を、思い切りくんくんと嗅いで味わってほしいんです」 

大自然

取材を終えて周辺を散策していると、道の駅のすぐ裏を流れる篠目川が、川面に青空を映しながら流れていました。山と川と大地。この景観が育んだ阿東にしかない香り……。今度は仕事抜きで、ゆっくりくんくんしに来ようと思います。 

 

道の駅長門峡 くんくのだいち

住所|山口県山口市阿東生雲東分47-1

営業|情報コーナー・直売所9:30~18:00、お食事処長門峡10:30~15:00(土日祝日は16:00まで)

定休日|原則第2火曜日

TEL|083-955-0777 

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