宇部の隠れた人気スポットを訪ねて 

山口県の西部に位置する宇部市。一年を通して温暖な瀬戸内海に面し、古くから海の幸にも恵まれてきた地域です。
近年宇部でとれた新鮮な魚介類をおいしくいただける市場が出来、地元の人気スポットになっていると聞きつけ訪ねてみることにしました。
さてどうやって行く?もちろん鉄道で(笑) 

電車

 

JR山陽本線宇部駅から海岸線に沿って走る宇部線。車よりものんびりとしたスピードですが漁船や工場群を車窓から眺めながらトコトコと行く旅も、たまにはいいものです。

 

車窓からの眺め

車窓から工場群や港町の風情を感じることができる

乗ること30分、宇部岬駅に到着しました 

駅のホーム

穏やかな晩秋の午後。時折そよぐ風に潮の香りを感じる

向かうは、「うべ新鮮市場 元気一番」 

駅から少し歩くと、目的地の「うべ新鮮市場 元気一番」に到着です。
食堂の前には、すでにお客さんがいっぱいお腹も空いており、人気メニューの「岬(みさき)定食」にありつくため待ちに並ぶことにしました。

港

ポンポンポンという漁船のエンジン音や漁師の明るい笑い声がひびく

「いらっしゃいませー!」
ワクワクしながらドアを開けると、威勢のいいあいさつが響きました。
厨房から出てこられたのは、「元気一番」スタッフ高井景子さん。

店内

スタッフに待ち状況を確認する高井景子さん(右)

「ハモのフライ、タコの刺身、エビの唐揚げ。宇部沖で獲れた新鮮な魚を使った定食を目当てに、たくさんのお客様がこられます。まずは召し上がって下さい、きっと虜になりますよ!」席に案内してくれました。 

定食

お待たせしました!と運ばれたお盆からは香ばしい磯の香りがただよう

宇部名物、絶品ハモフライ

確かハモって京都の料亭で出されるような高級魚だったよな……
食べてしまうのがもったいなく思いましたが、早速フライをいただくことにしました。
「サクッ」揚げたての衣が音を立てて崩れ、「ジュワー」白身から潮の香りが鼻を抜けました。
隣に居合わせた別のお客さんも舌鼓を打っていました。
「フワフワした魚、こりゃ美味いね。一体何の魚かね」
そばに立っていた高井さんも思わず苦笑です。 

笑顔の店員さん

ウナギみたいな長い魚ですが、あっさりしてるでしょ?しかも肉厚ですしね、地元の名物魚ですよ、と

瀬戸内海は一年を通して波が穏やか魚たちにとってはリゾート地なのでしょう大小さまざまな魚が集まってきます。船から網を投げて海底をすくうと小さなエビやワタリガニそしてそれらを餌にするハモがたくさんとれるとか。「実は水揚げ高は全国でもトップテンに入ります誇らしげです。
ご飯や野菜も地元産を使っていると聞き、感心しつつついご飯をおかわり(笑)。あっという間に岬定食完食いたしました 

鮮魚

即売ブースも是非!と促され見学すると、カレイやレンチョウなど、この日水揚げされた新鮮な魚たちがワンコイン感覚で手に入ることにビックリ 

宇部へおいでませ! 

来店客や厨房スタッフには冗談を、初対面の私には屈託ない笑顔をふりまかれる高井さんどこかお笑い番組を見ている雰囲気を感じお聞きしてみると、ハイ実は神戸市の出身なんですよ」。水産機器メーカー勤務だった宇部市出身のご主人が「イチから水産業に携わりたい」と、漁師になるため帰郷。その後ご主人と一緒に漁船に乗ったり「元気一番」で接客したりと多忙な毎日を過ごされているそうです
越してきて8年ですが、宇部のとにかく心が温かくてアットホーム『おいしかった、また来るからね!』とのお客様の声に励まされますし、職場、地域の人の雰囲気が良くて、なぜかひとりぼっちという感じがしないんですよね」と笑顔で語ってくれました。 

笑顔の店員さん二人

同僚の松本ひろみさん(左)と。「ケイちゃん、ヒロミちゃん」と呼び合うそう。職場の雰囲気の良さが伝わってくる

うべ新鮮市場「元気一番」はオープンして3年。
かつて宇部市内で育った人たちやインターネットを通じて聞きつけた東京や外国のが、懐かしさや素朴なご当地グルメを求めふらりと立ち寄られることもあるといいます。「地元宇部の魅力を魚を通じて発信できれば」と高井さんは意気込んでおられました。 

飛行機

近くに山口宇部空港があり、関東圏や海外からの来客もあるという

地域の魅力は意外と身近に転がっていることを改めて発見することができました。
出かける際には、車もいいですが是非電車でのんびりと、がおすすめです 

 

うべ新鮮市場 元気一番 

住所|宇部市八王子町12番25号

TEL|0836-31-7070 

営業時間|金~日 11:00~14:00 

公式HPはこちら