2019年も残りわずか。新年の最初のお出かけは初詣!という方、多いのではないでしょうか。ご近所の氏神さまや有名な天満宮など、いつも初詣はココに行く!という方も、2020年は趣向を変えて新たな神社を訪れてみませんか。
今回は、山口県東部で個人的にオススメの神社を3社ご紹介いたします!

①「冠天満宮」

冠天満宮鳥居まずは山口県光市の「冠天満宮」。2,000本の梅の木がある冠山総合公園に隣接する天満宮です。本殿までは長い階段と石灯籠が続きます。階段の麓には「杖としてご使用ください」とゴルフクラブのシャフトがたくさん置いてありました。足腰に不安がある方は、中腹の駐車場まで車で行くと楽にお参りできますよ。

冠天満宮学問の神様である菅原道真公が祀られている冠天満宮。シーズンには毎年多くの受験生で賑わいます。「冠」という名に何か縁起の良いものを感じますよね。その昔、菅原道真公が九州の太宰府に左遷される旅路の途中で、この地に寄港され、地元住民の心のこもったおもてなしを受けたのだそう。

希望の冠感激した菅原道真公は、お礼の印に冠を置いて旅立たれました。その後、冠を収め奉ったという「冠石」が本殿の裏に今も鎮座しています。お隣には願いが叶うという「希望の冠」。受験生でなくとも、新年のはじめに大切な願いをかけたいですね。元旦の午前0時には「歳旦祭」があり、三が日中は開運福引「冠くじ」が催されます。また、境内の梅で作った梅干し「福梅」を一袋100円で販売。ぜひゲットして学業成就や家内安全を祈願しましょう!

コバルトブルー冠天満宮とセットで立ち寄ってもらいたいのが「萩の平展望台」。冠天満宮横の「コバルトライン」を2kmほど行くと到着します。ドライブもいいですが、地元の方のお散歩コースになっているので、時間のある方はハイキングがおすすめ。眼下に室積海岸や象鼻ケ岬(ぞうびがさき)が眺められる絶景スポットですよ。

●冠天満宮
住所|山口県光市光井3-17

②「岩國白蛇神社」

お次はちょっと変わった神社をご紹介。岩国市の「岩國白蛇神社」です。

岩國白蛇神社ピカピカの拝殿がまぶしい!それもそのはず、こちらは平成24年に創建されたというまだ新しい神社です。岩国では300年以上もの昔から白蛇が生息していた歴史があり、国の天然記念物にも指定されています。岩国藩の藩主である吉川家の米蔵を白蛇がネズミの害から守ってきたと信じられ、昔から人々は白蛇を神の使いとして大切に保護してきました。

蛇手水所境内ではあちこちに蛇や社紋(蛇の目)など、白蛇モチーフが見られます。岩國白蛇神社には宗像三女神と宇迦之御魂神が祀られており、金運、開運、五穀豊穣、商売繁盛、海上守護、交通安全などのご利益があるのだそう。

おみくじこんな可愛いおみくじを見つけました!つい引っ張り出したくなる見た目。おみくじを引くだけで、ハッピーになれそうです。岩國白蛇神社周辺では、お正月の三が日「開運!今津福めぐり」というスタンプラリーが開催されます。岩國白蛇神社のある今津・山手地区には、徒歩圏内に参拝できる神社と寺院が他に八社あり、岩國白蛇神社とそれらを全て回ってスタンプを集めると、豪華景品が当たる抽選に参加できます。新年最初の運試しにいかがでしょう。

白蛇神社の隣には、白蛇を見られる施設があります。通常冬は冬眠する白蛇ですが、こちらでは一年中活発に動く白蛇を観察することができますよ。白い体に赤い目の白蛇は美しく、蛇が苦手な方にもなぜか可愛く感じられると思います。ぜひこちらも合わせてお立ち寄りくださいね。

●岩國白蛇神社
住所|山口県岩国市今津町6-4-2
TEL|0827-30-3333
参拝時間|9:00〜17:00
公式HPはこちら

③「長尾八幡宮」

最後は周防大島の「長尾八幡宮」をご紹介します。

長尾八幡宮鳥居その美しい姿から「大島富士」とも呼ばれる嵩山(だけさん)の麓に、長尾八幡宮はあります。地元、安下庄(あげのしょう)を中心にこの地域の産土神として二千戸もの氏子が崇め奉ってきたという、由緒ある神社です。

長尾八幡宮普段は鳥のさえずりが聞こえるような、ひっそりと静まりかえった境内ですが、現在も御例祭や御田頭祭など、昔からのお祭り行事が続いており、地元の方々に愛されているお宮です。元日の0時からは、お焚き上げが行われるそうですよ。

長尾八幡宮彫刻長尾八幡宮にお参りされるなら、ぜひ見てもらいたいのが拝殿や本殿のあちこちに施された美しい彫刻です。周防大島には、その昔「長州大工」※と呼ばれる高い技術を持った大工たちがいました。長尾八幡宮を手がけたのは、長州大工の中でも島内に多くの作品を残している門井家。後見人として門井宗吉氏、彫刻はその次男である門井淺一(鳳雲)氏が担いました。

※江戸時代から明治、大正の頃、周防大島から大工として四国(主に愛媛と高知)に出稼ぎし、各地に社寺などを建てた。長州大工の特徴は装飾意匠を優先した発想による建築。

鳳凰と龍拝殿を見上げると、鳳凰と龍。裏の本殿に回ると力強くこちらを睨む虎の彫刻も見られました。島内では他にも、志駄岸神社、筏八幡宮、下田八幡宮など多くの神社に素晴らしく精巧な彫刻が残されています。こちらも是非一緒にお参りされてはいかがでしょう。

●長尾八幡宮
住所|山口県大島郡周防大島町西安下庄神南1431-2

それぞれに個性のある山口県東部の神社3選、いかがでしたか。清らかな空気が流れる神社はいつでも私たちの心を鎮め、優しく包んでくれる拠り所のような存在です。初詣をきっかけに、新たな神社との出会いをお楽しみくださいね。