おうち時間が長くなっている今日この頃。私は自宅での仕事や家事を効率よく進めるために、普段から心がけていることがあります。それは、3時のティータイム!どんなに忙しくても、頭の中が煮詰まっても、適度な休憩を取ることで、その後の作業効率がぐんと上がります。
今回は、ティータイムをさらに良いものにしてくれる「La petite mame(らぷてぃっとまめ)」をご紹介♪ 

周南市の住宅地に佇む「La petite mame」 

outside

山口県周南市の「La petite mame」は、小さな焼き菓子店。「本当にこんな所にお店が?」と心配になるほどの、ごく普通の住宅地にあるにも関わらず、次から次へ客足が絶えません。 

inside

2坪ほどのスペースには、焼き菓子がずらり。オーナーの又賀伊都子さんは、東京やフランスで暮らした後、故郷の周南市にUターンして2011年にLa petite mameをオープンしました。 

“シンプル イズ ベスト”な焼き菓子 

お菓子

クッキー

レーズンウィッチ、パウンドケーキ、サブレナチュール、ガレット、黒ごまクッキー、メープルシュガークッキーなど、見た目も可愛い焼き菓子が常時10種類ほど並ぶ

「添加物が入っている食べ物は、喉に何か残る感じがあって苦手なんです」 

そう話す又賀さんが作るお菓子には、余計なものが一切入っていません。国産小麦や国産発酵バター、山口県産の天然塩など、どの素材も自分が食べて納得できるものを使います。その中でも特に、お菓子の味を左右するのは砂糖なのだそう。 

「焼き菓子には、主にきび砂糖や洗双糖を使っています。白砂糖と比べてスッキリとした甘さがあって、後味がいいんですよね。お客さんには『優しい甘さですね』と言われることが多いのですが、砂糖の量を抑えている訳ではありません。砂糖は甘みだけでなく、保湿や保存性を高めるなど、お菓子の骨組みを支えるために必要なものですから。でもそういう感想を持たれるのは、やはり砂糖が違うからかなぁと感じています」 

確かに、La petite mameのクッキーやサブレは後味よく爽やか。それでいて、食べている間だけでなく、食べ終わった後も満足感が残るんですよね。 

tart

シンプルな焼き菓子以外にも、こんな美しいおやつが!苺のコンポートのタルトです。外側はザクッとした歯ごたえで香ばしく、中はしっとり。一口食べるとバターの風味が鼻を抜け、幸せな気持ちに包まれました。  

たくさん並ぶお菓子の中で一つだけ、ちょっと異色のものを見つけました。 

わかめ塩のクッキー?! 

クッキー

「わかめ塩クッキー」。つぶつぶしたわかめが程よいアクセントになっていて、ほんのり感じる塩気がクセになります。
どうしてクッキーの素材に“わかめ”なのでしょう? 

「東北の南三陸で育ったわかめなんです。お店をオープンする二ヶ月前に東日本大震災が起きました。私にできることはないかと考えていた時、東北支援をしている知人から南三陸のわかめを教えてもらって。瀬戸内のものと違い、荒波に揉まれて育つのでしっかりとした硬さがあって、クッキーに向いています」 

その後、知人と共に南三陸を訪れた又賀さん。リアス式海岸には多くの港があり、各港にいるわかめ漁師の方々にクッキーを差し入れしたのだそう。それ以降、わかめ塩のクッキーを販売するようになり、瞬く間に人気が広がりました。今ではLa petite mameの看板商品となっています。 

自然の流れに沿って 

cake

La petite mameでは、バースデーケーキなどのオーダーも承っている

東京やフランスでの生活を経て、地元に開業した又賀さん。長年修行されたのち、ついに夢を叶えたのかと思いきや、 

「私の人生はまるで無計画(笑)小さな頃からお菓子作りは好きだったけど、どうしてもケーキ屋さんになりたい!とか、自分の店を持ちたい!と思って努力してきたわけじゃないんです。だから話せることなんて何もなくて……」 

と意外な言葉が返ってきました。
東京では三年半、個人経営のお店で生地作りなど、オーナーパティシエのアシスタント的な仕事をしていたそうですが、それ以外はお菓子と関係のない職種についていたそう。また、フランスではお菓子の勉強はせず、酪農や加工品作りを担う農場などでwwoof(ウーフ)※を経験しました。 

※wwoof(ウーフ)……お金を介さない人と人の交流。ホストは食事と寝床を、ゲストは力を提供する。世界各地にある組織でオーガニックな思考を大切にしている。 

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「強いて言うなら、お菓子作りは自分にとって苦ではないんです。今までの人生を振り返っても、それだけは一度も嫌いにならなかった。だから今もこうやって続けているのかも」 

目標や夢を叶えるためには、まっすぐ前だけを見て努力するのが一番の近道と思われがちですが、時には寄り道したり、ご縁やタイミング、自然の流れに身を任せることで、その人にとって本当にふさわしい場所に辿り着けるのかもしれない。又賀さんの言葉から、しみじみとそんなことを感じたのでした。 

皆さんも、La petite mameのおやつを片手に、ホッとするティータイムをお過ごしくださいね。 

 

 

La petite mame(らぷてぃっとまめ) 

住所|山口県周南市鶴見台3-4-8 

TEL|0833-61-2035 

営業時間|12:00〜18:00 

定休日|日曜日、月曜日 

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執筆時期:2020年4月
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