静かな住宅地の中にふと現われる、コンクリート打ちっ放しの建物。 

建物

山口県防府市にあるcafé Fika(フィッカ)」。スウェーデン文化をコンセプトにした、小さなお店です。 

テーブル

外観と同じく、店内もシンプルにまとめられています。カウンターの一部に柔らかな柄のデザインがあるほかは、基本的に装飾がありません。 

カウンター

「こ水色のカウンターは、北欧の代表的なデザインのひとつですコーヒーを淹れながら、オーナーの中めぐみさんが教えてくれました。 

人気はミートボール料理 

2020年3月にオープンしたばかり。直後に新型コロナウイルス流行し始め、店内での飲食提供が難しい状況となりました。 

すぐにお弁当の販売ができるように運営体制を整えて対応。ミートボールロコモコ弁当が評判となり、多い日は50食も注文が入ったといいます。 

弁当

ミートボールを使ったロコモコ

実は、ミートボールはスウェーデン料理に欠かせない具材。Fikaでも、ミートボールのトマトソース煮、カルボナーラパスタ、ロコモコボウル……など、メニューの多くに使われていま 

シナモンロール

スイーツのメーンはシナモンロール。スウェーデンには10月に「シナモンロールの日」があるほど、国民に愛されてるお菓子だそうです。 

そのほか、パンケーキやパウンドケーキなども揃っています。コーヒーはスペシャルティコーヒーのみを使用。市内のロースターから仕入れています。  

Fikaってなに? 

ところで、Fikaってなんでしょうか? 

ボード

「甘い物と一緒に、コーヒーを飲むことを意味するスウェーデンの言葉なんです」と中村さん。「忙しいときでも、時間をとって親しい人たちお茶の時間を楽しむ。そんな文化がスウェーデンにはあるらしく、とても素敵だなと」 

店内には、そんな中村さんの思いを記した「Fikaの五ヶ条」も。 

五カ条

一冊の本に導かれたFikaの世界 

中村さんは防府市内のカフェで10年ほど店長を務めていました。やり甲斐も感じて充実していましたが、「マニュアルに沿った仕事ではなく、もっと自分の個性を表現ていきたい」との思いが募り、次第に独立を考えるように。  

カフェについて調べていくなかで、お茶の時間を大切にするスウェーデンの文化についてまとめたFika」というタイトルの本に出会いました。 

本

「自分がやりたいことはこれだなと。スウェーデンに憧れを抱く女性も多いし、そんなテイストのカフェがあったら自分でも嬉しいので」 

市内で空き店舗を探して、郊外の住宅地に見つけたのがこの建物でした。シンプルなテーブルや椅子も、北欧っぽい空気感のものを選んでいるそうです。 

ただ、中村さんは女性向きのお店にはしたくないと言います。 

Fikaな時間を楽しめる場に 

「男性も女性も関係なく、ゆっくりできる空間がいいなと。だから敢えて、飾り付けなどを抑えているんです」 

取材中にも、男性がひとり訪れて、ゆっくりとコーヒーを味わっていました。  

「北欧の友だちの家に、ふらっと遊びに来たような、そんなお店にしていきたい。まだスタートしたばかりですが、ひとりでも多くの方にとってFikaな時間を楽しめる場となるならうれしいですと中村さんは話しています。 

 

 

執筆時期:2020年10月
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住所|山口県防府市高井998-12 

営業|8:00~18:00 

定休|不定休 

TEL|0835-28-7900 

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