山口県柳井市。山や田畑の風景が続く国道沿いに、黄色いのぼりと看板が立っています。

のぼり

看板の矢印に従って、細い坂道を登ってみると…… 

看板

ありました。たまごかけごはん専門店たまごっちゃ」 

木の温もりに溢れた店内は木漏れ日に照らされ、自然のなかにいるような空気感に満ちています。

屋根

テーブル

さっそく、看板メニューの「たまごっちゃセット」を注文。運ばれてきたのは、唐揚げ付きのシンプルな定食でした。 

定食

まずは、たまごかけごはんをいただいてみました。 

すごい弾力。ご飯の上でぷるっぷるしています。 

ご飯に混ぜていただいてみると、甘さを感じる、とても濃厚な味。 

「両親が平飼いにしている鶏たちの、有精卵です。オーナーの大杉愛さんが教えてくれました。 

お醤油は10種類。トッピングも充実 

卵だけでも十分に美味しいのですが、ちょっと醤油も垂らしてみたくなりました。「こちらから、お好みのものを」と大杉さんから差し出されたカゴのなかには、中四国地方の特色ある醤油がずらり 

びん

深みのある刺身醤油から、あっさり目のものまで、10種類。「に合うお醤油を選りすぐりました。同じ『たまごかけごはん』で、毎回違った風味を楽しんでいただけます 

トッピングも豊富。かつお節、とろろ昆布、釜揚げしらす……など14種類から選べます。 

卵に限らず、お米は地元、伊陸(いかち)地区で採れるコシヒカリ、味噌も地元の「うずしお味噌」、野菜も地元農家のものを使っています。 

このほか、烏骨鶏(うこっけい)の卵を使ったセットメニュー(数量限定)のほか、朝8時から10時半までは朝採り卵を使った定食もあります 

「もともと、生卵は苦手」 

専門だけあって「たまごかけごはん」にこだわったメニュー構成。その徹底ぶりに感銘を受けていると、大杉さんから衝撃の告白が。 

「実は小さい頃から、生卵が嫌いだったんです。ごはんに掛けて食べるなん、あり得ませんでした 

窓

大杉愛さん

結婚して岡山県で暮らしていた大杉さんでしたが、地元で両親が趣味で始めた養鶏評判は知っていたそうです。 

自由に動き回れる平飼いの鶏が産む卵は「味がいい」と、朝市で毎回求めるファンも。数も次第に増やしていき、チャボや烏骨鶏も含めて100羽を飼育するまでになりました。 

鶏

平飼いの鶏舎で元気に動き回る烏骨鶏

ある日、父からこの卵を使って、たまごかけごはんの店をやってみたい』って聞いて。こまでのものなのかと、試しに十数年ぶりに食べてみたら、びっくりするくらい美味しくて」 

卵に可能性を感じた大杉さんは、「自分たちがお店をやろう」と決意。ご主人の誠さんとUターンし、20203月から準備を開始。空いていた民家を店舗にリフォームし、同年8月にオープンさせました。 

「地元の豊かな素材を活かしたい」 

お店はすぐに評判となり、近隣だけでなく、遠方からわざわざ訪ねてくるお客さんも。週末は開店前から人が並ぶこともあるそうです。 

現在、地元特産の自然薯(じねんじょ)を使ったメニューも検討中。大杉さんは「山があり、海も近い。この恵まれた環境の素材を活かして、何度も来ていただけるお店にしていきたいですね」と話しています。 

 

 

執筆時期:2020年12月
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住所|山口県柳井市神代3302-2

営業|8:00~15:30 

定休|木曜日

TEL|0820-28-1788 

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