山口県北部の長門市。ここの山あいに、およそ600続く「長門湯本温泉」があります 

川

鄙びた温泉街ですが、立ち寄り湯がリニューアルしたり、全国的に有名なリゾートホテルが開業したりと、新しい風が吹き始めています。今回ご紹介するのも、そのひとつ。202011オープンしたばかりのば 柳屋」です。 

建物

ノスタルジックで、風情ある店内 

見るからに歴史を感じる店舗は、築70年以上の建物をリノベーション。天井部分の木材などは残し、壁には趣のある土壁塗られています。 

テーブル

花瓶

壁のなかにそっと置かれた萩焼の花器

ノスタルジックな店内で、さっそく瓦そばを注文。といっても、瓦そばご存じない方のほうが多いかも知れません。山口県土料理で、その名の通り瓦の上でそばを炒めています」。そう話すのは、店長の岡崎美佐さん 

人

店長の岡崎さん

つるつるで、パリパリ。食感の変化も魅力 

運ばれてきたのは、本物の石州瓦に「どんっ」と盛られた茶そば。県内産の卵からつくった錦糸玉子や、地元産のねぎもトッピングされ、彩りも豊かです。これを、ほのかに酸味のある柳屋特性のつゆいただきます。 

瓦そば

熱々の瓦に麺を載せて焼き上げているそうそのため、上のほうは柔らかく、瓦に接している下のほうは皿うどんのようなパリパリとした食感に。味とともに、そうした変化も楽しんでいるうちに完食してしまいました 

老舗の甘口醤油でいただく「しらすめし」 

実は、柳屋の自慢は瓦そばだけではありません。
「こちらもぜひ食べてみて」と岡崎さんが運んで来たのは、しらすがてんこ盛りの「しらすめし」。 

北浦産の釜揚げしらすを、地元農家産の炊きたてご飯混ぜて食べる、素朴な一品。ねぎ、生姜の上からかぼすを搾り、地元で100年以上愛されてきた甘口の「大津醤油」をかけていただきます。爽やかな香りとともにしらす特有のあっさりとした繊細な味が口の中で溶けていきました。 

しらすめし

みたらし団子片手に、散策も 

さらに、「デザートもどうぞ」と勧められたのは、昔ながらのみたらしだんご。国産うるち米粉を練っただんごは焼き加減が絶妙で、ひと口目から芳ばしい香りが口の中いっぱいに広がりました。 

団子

温泉でゆっくりした後で、このだんごを食べながら店舗前音信(おとずれ)川沿いをそぞろ歩いたなら、それだけで十分旅情に浸れそうです。お店の外にはテイクアウト用の窓口もあるので、散策の途中で気軽に購入できます。 

店

店名は、川沿いに揺れる柳の木に由来するそう。ロゴマークには、重なった瓦の上に柳の葉とツバメが描かれています。岡崎さんは「春には桜、秋には紅葉きれいです。温泉につかり、お腹も満たしながらその時々の情緒を味わってくださいと呼びかけています。 

看板

 

 

執筆時期:2021年1月
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住所|山口県長門市深川湯本1325-1だいご長屋1階 

営業|11:00~19:00 

定休|火曜日

TEL|080-9185-3070 

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