山口県下関市に2020年7月木製家具と陶器の工房兼ギャラリー「木と土calm(カーム)」がオープンしました。のどかな山あいにたたずむ築150年の古民家で作家夫婦が温もりある作品を生み出しています。 

豊田町を暮らしと制作の拠点に 

向かい合う

calmのある豊田町は中心部から北に車で40、50分ほどホタルの里として親しまれる自然豊かな地域す。
「とてものどかです。目の前には水田が広がり、山に囲まれ、四季を感じながら暮らし、そして作品を作り続けられるこの環境をとても気に入っています」と坂本祐樹さん木本紗綾香さんご夫婦は声をそろえます。
下関市出身の坂本さんと島根県松江市出身の木本さんは、10年ほど前それぞれUターンし活動してきました。
展示会で出会ったお二人は、結婚を機に、新居を探していた中で、知人に紹介された現在の家巡り合ったそう。 

下見と情報収集が必須の移住 

人

店舗兼住宅用の母屋と工房の納屋充分な広さがあり、見学時に空き家ではなかったため家の状態が良即決2019年11月からリフォームを始め母屋の改修が終わった2020年1月半ばから豊田町での暮らしスタートしました
住んでみると、病院やスーパー近かったのも良かったです。田舎への移住を考えるとき、家の広さや自然風景に目を向けがちですが、周辺環境も大事だなと後から実感していますまた、ここには光回線が通ってません。リモートワークなどでインターネットをよく使う方はネット環境も調べておいた方が良いかもしれませんね 

丸みを帯びたやわらかさのある家具 

椅子

坂本さんの家具の特徴は「曲線」。主に福岡県大川市から仕入れた木材を、南京鉋(がんな)を使って手作業で削り出し、角がないように丸みを作っています 

壁

実際に椅子に腰かけてみるとても座り心地がよ、またダイニングテーブルや時計は目が生かされ、やわらかい風合いがあります 

作業

また、オーダーメイド家具はホワイトオークやケヤキなど好みの樹の種類を選べ、4050代の方からの受注が多いそうです。 

存在感たっぷりの器 

急須

木本さんの器は、まずその色に引き込まれます。
京焼をベースに、釉薬(ゆうやく)で出した深緑や濃紺のような色合いの作品は、力強く、存在感たっぷり。 

コップ

こだわりは、蓋付きの容器や急須など「蓋物」「手がかかりますが、『中に何が入っているんだろう『何を入れようかな』というワクワク感があまた飾ってもおしゃれ、特に作るのが好きですね 

木

最近は、「植木鉢」にも注力。もともとお花を生けるのが好きで花瓶や一輪挿しは作っていたそうですが、さらに大きな鉢物より大胆なデザインにも挑戦しています 

暮らしに寄り添う作品を 

看板

今後は、家具を作る時に出た廃材を薪ストーブで燃やし、出た灰から釉薬を作り、その釉薬を使ってを作るといった、二人だからこそできる作品も展開したいと、夢は広がります。
畑で野菜を育てたり、豊田湖でワカサギ釣りを楽しんだり、暮らし満喫しているご夫婦。
窯元が多いわけでもなく家具の産地でもない下関だからこそcalm』らしお客さまの暮らしに寄り添える作品を作り続けたいですね 

 

 

執筆時期:2021年4月
※本記事の情報は執筆時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接各スポットへお問い合わせください。
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木と土calm   

住所|山口県下関豊田町日野363 

Tel|083-7660230 

営業時間|1000〜16:00 

営業日|曜日・土曜日・日・祝日 

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