山口県萩市。言わずと知れた明治維新の起点となったまちです。通りを歩けば、歴史情緒あふれる建物が軒を連ねています。 

道路

この沿いにひときわ目を引くお店がオープンしました。それが「萩ぷりん亭」。自家製プリンの専門店です。 

入り口

ショーケースには、青、赤、黄色など、カラフルな小瓶が並んでいます。これ、すべてプリン。

ショーケース

菊ケ浜のエメラルドグリーンを再現
徹底したこだわりの逸品 

萩名産の夏みかんを使ったものや、この季節限定のいちごなど、全部で5種類。なかでも特に目を引くのが、こちら。透き通るような青いジュレがトッピングされた「渚ぷりん」です。 

プリン

渚ぷりん

「市内の菊ケ浜海水浴場のエメラルドグリーンをイメージしました。メロンソーダの上にラムネを足して、深みのある青い色を出しています。そう話すのは、伊藤槙也店長。確かに、透明度の高い菊ケ浜ののようにも見えます。 

海

菊ケ浜

さっそくいただいてみました。まず、メロンソーダの爽やかな香りが口いっぱいに広がります。そして、メインのプリン。とにかく柔らかく、クリームのように口のなかでふわっと溶けていきます。それなのに、濃厚な甘さで食べ応えも十分あります 

ゼリー

「卵は卵黄だけを使っています。マダガスカル産の最高級バニラビーンズがそのまま入っているのも特徴ですね(伊藤さん) 

徹底したこだわりは、こちらの「抹茶と黒豆」も負けていません。抹茶は名産地として知られる愛知県西尾市のもの。黒豆は、丹波(兵庫県)を使用。「コクと旨味を出すためには、やはり一番いいものでないと。そこは譲れませんでしたね 

商品

味、香り、そして素材の組み合わせによって生まれる絶妙な世界。そんな「萩ぷりん」には、異業種で培われた伊藤店長のセンスが活かされていました。  

バーテンダー、ソムリエ、利酒師。
すべての経験を、プリンに詰め込んで 

実は伊藤さんバーテンダーとして15年のキャリアを持つプロ。ワインソムリエのほか、日本酒の利酒師の資格も持っています 

店長

伊藤店長

プリンの世界へ飛び込んだのは、年ほど。それまでは萩市内の老舗旅館内にあるバーマスターをしていました。ところがコロナ禍で客足に影響が出始めたため「この先、どうなるか分からない」と転職を決意します。そのときに目に付いたのが「萩ぷりん亭」を運営する市内のむらた製菓でした。 

折しも同社ではオリジナルプリンによる萩おこし(萩の町おこしを準備中。入社後すぐに、担当責任者として抜擢された伊藤さんは、製造部門のリーダーとともに岐阜県へ。プリン有名店で半年間修業を続けました。さらに全国の人気プリン店を巡りながら研究を重ね今年2月、同店をオープンさせました。 

客

取材中もひっきりなしにお客さんが。すでに城下町の人気店に

まるでカクテル。
究極の夏みかんソーダ 

プリン以外伊藤さんの経歴を色濃く反映した商品があります。
それ「究極の夏みかんソーダ 

ソーダ

萩の特産である夏みかんのマーマレードを、ソーダで割った一見シンプルなドリンク。涼やかな甘さと、花のような香りが印象的です。さらっと飲み干せるのに、いつまでも余韻に浸れるような後味の良さ。 

「夏みかんは市内にある8種類のなかから一番適したものを厳選しました。炭酸水はドイツ製の硬水ベースにしています 

これはもう、カクテルです。 

「萩と言えばプリン」と言われるように 

今後は季節に応じて、マンゴ-やバナナのプリン、さらには「プリンかき氷」という聞き慣れないメニュー開発検討しているとか。 

伊藤さんは「城下町の風情を楽しみながら、新感覚のプリンを味わっていただきたいですね。やがては、『萩と言えばプリン』と言われるほどの名物にして、おこしに繋げていけたら嬉しいです」と話しています。 

一列

 

 

執筆時期:2021年4月
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萩ぷりん亭

住所|山口県萩市呉服町2丁目10番地

営業|9:00~17:00

無休(年末年始除く)

TEL|0838-21-5567

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